ROCK'N ROLL SUISIDEのギタリスト白鳥氏より、Marshall DSL40CVのご依頼を承りました。
音が凄く気に入って使用しているのですが、長時間弾いていると徐々に音がおかしくなるとのご相談です。
以前DSL15を使用していたのですが、1年間に3回も修理されて手放しこちらを購入されたとの事です。
パワーに余裕があれば壊れないだろうという事、サウンドとスピーカーグリルが気に入っての入手です。しかし、現在DSL15と同じような症状になり残念で仕方ないと切々なご相談でした。
実はこのような状態でLIVEに挑みましたが、調子は良くならなかったそうです。
機材使用は新品購入から1年程になります。
先程述べましたが「音が凄くが気に入っているので、これを使い続けたい」というご要望から、様々な改良となりました。
詳細は写真をクリックしていただくと表示されますので以下をご覧ください。
リペアを終えて・・・・。クリーン~クランチサウンドが素晴らしいですね。それも自宅でも鳴らせますし、スタジオやLIVEでも力を発揮する良いアンプです。
今回はご要望にお応えするために様々な測定を行いました。Marshallアンプが故障しやすく、正規代理店へ修理依頼しても改善しない理由が分かりました。
でもこれは企業秘密ですし、Marshallだけの問題では無いので私がWEBで発信するわけにはいきません。
あらゆる問題を解決して販売すると価格は恐らく倍以上になるでしょう。
ですから、それらの問題は所有されたオーナーと専属リペアマンで解決するしかありません。
付いていた部品を同じものに変えても根本的な原因を突き止め改善しなければ同じ故障が待っています。
今回のリペアが最善とは言い切れませんが、今後の動作状況を見守っていきたいと思います。