こんにちはINDIANA-SOUNDSです。
修理パーツは基本的にwebで仕入れていますが、急いでいる時に近隣の楽器屋さんへも足を運びます。
といいましてもここ上越では楽器店が少なく、BooK OFF2階のHARD OFFさんになります。
こんなに品揃えのある楽器店はなかなかありません。
大変目の保養になるのですが、ふとジャンクコーナーこのBASSギターを見つけました。
「電池をいれても音が出ません」
一見きれいなBODYですが、大きなステッカーが貼ってあり剥がすのに苦労しました。
「湘南爆走族」「20世紀少年」のステッカーを貼ってバリバリに演奏されていた前オーナーの気合がうかがえる一品でした。
ネットで調べますと「BURNY WSB-80EV」という事が分かりました。
因みにアインスフィアというBANDのLUNA modelという事です。
WEBで容姿を確認すると・・・・
ステッカーを貼って演奏する気合の正体が判明しました。
まず出音確認ですが、やはり出音しません。電池を入れても・・・駄目です。
パネルをとりコントロール内部を確認すると、回路が見当たりません?
これはPU事体に回路があるパッシブなのです。
という事で配線を調べると・・・「あっ」 JACK付近で断線していました。
JACKのハンダ付近で断線するのはguitarもBASSも非常に多いです。
JACKのナットが緩んだ際に内側を固定せずに締めますとグルグル回りますので切れる確率は高いです。
という事で終了・・・ではありませんでした。
バッテリースナップの根本でも断線していました。
ここもバッテリー脱着の際に無理がかかるpointです。
黒いものが新しく装着したスナップです。
内部の配線は短いほうが良いのでしょうが、余裕がないと断線しやすいです。
配線を太いものに交換するのも、お客様とのご相談の作業になります。
ハイ無事に出音しました・・・・?でもPUからの出音が変??低音が出ずに1弦の出音が目立ちます。
セッティングに大きなばらつきがありませんでしたので、ピックアップを確認します。
どうやらガチガチに固着していました。
高さ調整出来ない状態でしたので、クリーニングし調整できるようにしました。
結構bodyマウントtypeはザグリに余裕がないので苦労します。
何とかバランスのとれた出音状態になりました(^^♪
最後はあっけなく終了したようですが、こんな作業も行いました。
弦を外して作業すれば簡単なのですが、こんなものも試してみました。
ストリングホルダーです。
ネック部分は傷がつかないように樹脂コーティングされていますので安心して使えます。
弦を緩めるだけで指板やフレットクリーニングが簡単にできます。
guitarですと弦を外しただけでペグ付近から切れてしまい、やっぱり弦交換か・・・・。と喚きましたがそんな心配無用です。
※古すぎる弦は交換しましょう。
これはRゲージです。
中古ギターは測定しませんと正確なRが分かりません。
これで測定しますと、ナットやブリッジサドルの交換時にパーツ選びが楽になります。
ちなみにBURNY WSB-80EVは14inchの350Rでした。
弦の場合は下側からRゲージをあてがいます。
という事で ('◇')ゞ