Morris WJ25 フレット交換、ペグ交換、ヘッド塗装

Morris WJ25谷村新司modelのリペアです。

 

アリスファンの私には嬉しい機材でありまして、初めてこのmodelの実物を見ました。

 

恐らく2.5万円の販売価格でしょうが、貴重な一本です。

受入時はともうしますと・・・ヘッドはこんな感じでした。

 

既にペグは全て外されていまして、塗装浮きや傷がこんな状態です。

裏面はビス穴がこんな感じで、塗装浮きも各所に見られます。

指板もかなりの汚れ具合です。

フレットも弦下部分が摩耗しており擦り合わせでは対処しきれないと判断しました。

 

それにしてもよく使い込まれています。

 

練習や本番の数がここに刻まれています。

実はオーナー様はエレキギターやベースを20本程所持されていらっしゃるとの事ですが、アコギはこの一本のみとの事です。

実は大切な預かり品であり、このまま放置するのも・・・

という思いのある一本だそうです。

フレットは全て外した後です。

 

ローズ系の指板は欠けやすいので、この後指板修正を掛けます。

その前に削りは一気にやりたいのでヘッドに移りました。

 

Morrisのロゴをどうするか?

 

オーナー様とのご相談後全て落としてオリジナルインレイに決定しました。

こちらはヘッド裏面ですが、状態があまり良くないので深く研磨せざるを得ません。

 

残念ながら刻印も消えますが了承いただきました。

因みにオイルステインですとこんな感じに仕上がります。

 

木目の凹凸感もリアルに出ますので、私は好きです。

 

ただオーナー様は表面クリアをご希望されていますので作業は続きます。

フレットも打ち終えました。

レスポールタイプも同様にバインディングを残しての作業は難しいです。

 

やはりバインディングも交換をお勧めします。

 

という事で次回に続きます('◇')ゞ