Gibson custom フレット擦り合わせ

いつもお世話になっていますオーナー様からのご依頼です。

 

Gibson custom ハイエンドギターになります。

先週末のLIVEで事故に遭遇されたようです。

 

ご覧のようにフレットに弦が喰いこんで出来た傷が確認できます。

下のフレットの2弦あたりが良く判ります。

 

小さなキズと思われるかもしれませんが、ビブラートかけれません・・・・

 

ステージでかなりハッスルされましたようで、マイクスタンドと衝突されたそうです。

 

それにしても前回のリペアが9月でしたから、およそ5か月間でフレット全体がかなり減りました。

 

お話によりますと年間60~70本くらいのLIVE本数との事です。

 

音詰まりやビビリの症状が気になりだしたというご依頼です。

という事でフレット擦り合わせをご選択されました。

 

ゲージ測定しますと1.4mm高さのところ減りは0.2mmです。喰いこみはここまで行きませんがプレイには支障がありすぎです。

 

チョーキングやビブラートが重く感じられます。

 

楕円形に整形しましてブリッジ側は1.4→1.0~1.1の仕上がりになりました。

 

9~15の減りが深く12Fあたりは1.2mmの整形です。

ハイフレットの6弦側は指も届きにくいので減っていませんが、1弦側からのテーパーをかけて擦りました。

 

因みに当工房ではチューニングをしたままの擦り合わせが基本です。

 

 

貫禄ありますね!

 

 

こちらのギターは厳選されましたマホガニーがメインで柔らかいバランスの良い出音です。

 

OLDアンプで弾いているといつまでも弾いていたくなる音色です♪

字余りですが・・・

 

お引渡しの際に・・・頂きました。

こちらのCDと

こちらのCDです。

ご存じかも知れませんが・・・

リードギタリストのオーナー様在籍のdragonchinaのCDです。

 

メルルーサ丸岡様のプロデュースいよる商品になります。

CDの宣伝のように思われますが・・そうです♪

 

因みにヴォリューム奏法を駆使されますのでリアボリュームをクライオ処理のCTSに交換されました。

 

経過は半年後にお伝えします<(_ _)>