今回はナットの選定についてお話しします。
これは私のESPランダムスターカスタムのギターになります。
ナットは約29年前のESP newトレモロシステムの物が付いています。
ここ10数年はアームを使用しないのでロックしません。
という事で最近ナット交換のご依頼が増えてきましたので、ご参考までにというストーリーで行きます。
ここ数年は、このタスクと呼ばれるナット素材が流行しました。
私のMorris w30を蘇らせたのがこのタスクです!
倍音成分があるのでもっとギラつかせたい、明るい出音にされたい方向けの改善です。
更にユーザー加工リスクを低減するために、あらゆる形状のラインナップが販売されています。
その為リペアショップでなくご自身で装着、交換される事例が多くなりました。
こちらはブラス素材になります。
販売価格が安いのですが、加工リスクが高いのであまり装着されているギターを見かけません。
勿論成型加工後は輝きが違います。
ブラスサウンドが好みの方にはこれしかありません。
技術的な事に脱線しますが・・・最近のギターは簡単にナットが外れません。
しっかりと接着されていますので、ご覧のように指板の一部が剥がれたり・・・
ヘッド部が欠けたりします。
Fenderのようにナットの底面がR形状していたり・・
更に溝限が難題であったり・・・
という事でのご依頼が増えました。
その理由は牛骨削り出し成型や・・・
SonicのOILED Bone Nut に人気が集中しています。
ギラついた余分な高音域を抑え、しっとりとした高級感のあるサウンドになります。
人気No1のoiled Bone Nutの成型加工ならINDIANA-SOUNDSへお任せください('◇')ゞ
因みに仕上げ途中経過になりますが・・・
左がオイル漬け牛骨、右が純正装着されていましたプラスチックナットです。