fender telecaster USAのご依頼です。
オーナー様の主戦器という事で一番気にされていましたギターになります。
ご覧のように素人リペアされていました。
当時はビンテージ品になろうとは考えもせずに無我夢中での痕跡が伺えます。
電装系の状態が悪いのとナット及びフレット摩耗がありました。
オーナー様よりまず電装系から・・という事でとりかかりました。
telecasterは他のギターと比較しましても、電装系の使用パーツが少ないです。
その電装系が結構不良化していました。
粉が吹いています。
一応すべてクリーニングしましたが、ノイズや接触不良が改善されなかった為、総交換となりました。
リアPUは良好でしたが高低調整幅が僅かなので,
取付ネジを12mm→18mmへ交換。
フロントPUは断線不良がありましたので再結線しました。
画像が少なかったのは、不具合調査に夢中だったからです(笑)
ナットは溝堀が深くポキポキとなりましたが、指板は欠けなく作業は順調です。
どちらを選択されますか?
遠距離のオーナー様とのやり取りはメールと画像が基本になります。
オーナー様はoild boneを選択されました。
因みにナット形成の前にぺったんこなフレットが気になりまして・・・
オーナー様に確認しましたところ交換を選択されました。
※写真の状態のフレットは高さ0.6mm前後です。
交換フレットはジェスカーの2.64×1.2mmを選択しました。
マスキング等の画像は抜けてしましましたが、やはりフレット交換後の演奏性は格段とアップしました。
この後フレットのエッジ加工と指板のオイル処理をしてチューンナップ完了です。
貴重なご依頼ありがとうございました。